荒木飛呂彦原画展が成功した場合の美術館の未来について考えました
荒木飛呂彦原画展に行きました。
荒木先生の色彩が好きで、原画よりも着色画が、もうほんとに最高。
色彩や構図、ポーズは名画、名彫刻から得られてるらしく、JOJOを読むだけでそんな名美術に触れられるって素晴らしくないですか?
これが新国立美術館で行われた意味について少し考えました。
これからの時代国立とはいえ美術館は守りでは生きていけない。
なるべく収益を多くもたらす展示を企画しなければいけない。
そのはじまりとして荒木先生が選ばれたのではないかとおもいました。
もちろん、荒木先生の絵が素晴らしく、芸術との親和性があるのは大前提ですが。
まず客層が圧倒的に若い。
新国立ではルーブル展もやっていましたが、そちらの客層はおじいおばあばかり。
それに比べて荒木先生の展示はほぼ若者。さらに外国のひとも多い。
→今後の客層の獲得。さらに外国からも客を呼ぶ。
混雑も考えてでしょうがチケットもほぼネットだけで完結しており、
2時間制になっており、定員まで達すると入ることができません。
また内部のスタッフも若い人ばかりだったので、外部の企画会社からの派遣かな?
→チケット販売、学芸員の外部委託による人件費削減
そして物販の規模がケタ違い。
もちろん物販の種類も非常に多いのですが、さすがヲタの購買力半端ないです。
まるでフェスの物販かよ。という混雑ぶり。10分くらいは並んだかな。
さらに私が並んだ隣のレジの女子は3万5,000円も購入してました。すぎょい、、、
他の展示では図録買ったとして平均3,000円くらいではないでしょうか?
それに比べてたくさん買う人は数万、たくさん買わないひとでも数千円。
→現在メインの入場料だけでなく、物販でも稼ぐ。
さらにさらに、
JOJOではローソンならぬオーソンというコンビニが出てくるのですが、
近所のローソンがオーソンに改装。そこでも限定グッズが販売されており、
行ったときにはほぼ売り切れてました。
→街ぐるみの活性化
これが成功したとなると、アニメや漫画の原画展などが美術館で行われることが増えるかも知れません。
だって儲かるし。北海道物産展的な。テコ入れ?
もちろんそのための美術館ではないので、それ一辺倒ではなく、そこから若者が美術館に行くように仕向けるなにかも考えていかなければとおもいますけどね。
とりあえず最高でした。
大阪も行くかも。